
個人のプライバシー保護のため、写真をぼかしております。
9月に入り大雨が続いておりますが、会員の皆さんは雨にも負けず教室に足を運び、真剣に書と向き合っていらっしゃいます。一生懸命に筆を走らせる姿からは、心地よい緊張感と書への情熱が伝わってきます。
最近ご入会された方のアンケートを拝見すると、「忙しい日々の中で、じっくりと自分と向き合う時間が欲しい」というお声が多く寄せられています。
特に宮前平(火曜午前・水曜午後)クラスは、幼稚園から小・中学生のお子さんを持つお母さま方の参加が増えています。家事や育児の合間にご自身の時間を作り、集中して書に向かう姿はとても生き生きとしており、周りにも良いエネルギーを与えてくれています。
また、毛筆だけでなく「硬筆(ペン字)も習いたい」という方も多く、毎月発行される競書誌の手本をもとに、日常で使える美しい文字を目指して熱心に学ばれています。
AIなどの技術が進化し、何でも自動で作れる時代になりました。機械が作るものは完璧ですが、どれも均一で個性がありません。一方で、大自然が育む人間や動植物には同じものが存在せず、それぞれが固有の「持ち味」を持っています。
書もまったく同じです。
活字とは異なり、手書きの文字には見る人の心を惹きつける温もりや深みがあります。均一な活字にはない書き手の個性や特性がそのまま表れるからこそ、書という芸術が生まれ、私たちの心を打つのだと思います。
節書会では、ご入会後にまず楷書の基礎からスタートします。簡単な文字から丁寧に学び、基本的な筆の運びを時間をかけてじっくり身につけていきます。
基礎が身についた後は希望に応じて段級を取得したり、行書へ進んでご自身の個性を生かした「創作」にチャレンジしたりすることも可能です。
日常の中に「自分だけの心静かな時間」を持ち、ご自身の持ち味を書に表現していく——。そんな豊かな時間を、会員の皆さんと一緒に育んでいけたら嬉しく思います。